<朝青龍関>暴行された男性は鼻骨折(毎日新聞)
大相撲の横綱・朝青龍関(29)に暴行されたとして、飲食店で働く知人男性が警視庁麻布署に被害相談をした問題で、男性は鼻の骨を折り1カ月の重傷を負ったとする医師の診断書のコピーを麻布署に提出していたことが分かった。男性は27日の時点で被害届を出していない。被害届が出されれば、麻布署は傷害容疑で朝青龍関から事情を聴く方針。【山本太一】
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作家・佐々木譲 東京が舞台では書けなかった(産経新聞)
【話の肖像画】辺境より(上)
故郷の北海道を舞台にした警察小説「廃墟に乞う」で第142回直木賞を受賞した佐々木譲さん(59)は、道東の中標津(なかしべつ)町を拠点に執筆を続けている。グローバリズムの時代に、自ら「辺境」と呼ぶ場所にあえて身を置く。厳しい土地で生み出される作品は、地域性を血肉としつつ、多くの人々の胸を貫く力強さを備えている。画一的な東京が舞台では、この作品は書けなかった、と明かしてくれた。(篠原知存)
◇
−−受賞おめでとうございます
佐々木 ありがとうございます。あのね、以前に「エトロフ発緊急電」で山本周五郎賞をいただいたとき(平成2年)に「これ受賞すると、直木賞はないですから」って言われてたんですよ(笑)。
−−えっ、そうだったんですか?
佐々木 そう。だからずっと僕は資格なしだと思ってた。「警官の血」で(第138回の)候補になったときにびっくりしました。近年は違ってきたみたいですね。(同時受賞の)白石(一文)さんも山本賞をとっておられますし。
−−受賞作は、休職中の刑事という主人公のキャラクターが印象的でした
佐々木 じつは主人公の設定は2番目の問題。北海道の地方都市を書き分けてみたいというのが最初にあったんです。そのために、各地の犯罪にかかわることのできる存在を考えました。道警には方面本部があるから難しい。ならば休職中にしてみよう。そういう流れです。
−−風土を描きたかった?
佐々木 北海道には、日本のほかの地方とは違う物語がたくさん埋まっている。それだけを書いていこうというわけではないが、目の前に面白い話がある、ならばそれを書きたい。そのひとつとして、それぞれ性格が違う町の話を書きたくなった。
−−多様性ということですね
佐々木 (受賞会見で)「プライベート・アイ小説」と言いましたけど、アメリカの私立探偵小説は都市小説です。アメリカの都市は、さまざまな事柄であふれている。人種が違う、階層が違う、価値観が違う。サラダボウルのように。ところが日本では、たとえ東京であっても、1種類の人間しかいませんよね。外国人が増えたといっても、さほどでもない。
−−ニュアンスはわかります
佐々木 アメリカならひとつの町で書ける小説が、日本では書けない。でも北海道ならそれに近いことができる。いろんな種類の人々を書ける。そう思ったんです。あれだけ違う町があって、まったく違う価値観で生きてる人がいる。炭鉱の人たち、馬産地の人たち、漁師町の人たち…ほんとうにそれぞれです。
−−故郷にUターンされたきっかけは何だったんですか
佐々木 父親の具合が悪くなったので。小説家はどこで仕事をしても融通が利く。最初はニセコに移住しました。
−−地方で暮らすメリットとデメリットは
佐々木 誘惑が少ないですから、集中できますよ。長いものを書くときは、集中をある期間継続しなくちゃいけない。東京を離れたことで誘惑に負けずにがんばれてます(笑)。デメリットは…うーん、こういうこと言うとまた敵を作っちゃうかな…地方で名士になっちゃったりすると、また仕事ができなくなる心配もある。だからその点は、偏屈を通してます。イベントの役員だとかそういうことは、頼まれてもやりません。私はここに仕事に来てるので、と。
−−会見で「辺境」とおっしゃってました。かなり強い言葉でしたね
佐々木 いやいや、中標津に来られたら、けっして強い言葉ではないと思うはずです。冬はほんとうに命の危険を感じるような場所。地理的にも辺境ですし、これは(生まれ故郷の)夕張もそうなんですが、ああ経済大国の辺境だな、とつくづくおわかりになるはずです。
−−旅行で訪ねたことはありますが…
佐々木 よく幹線道路に案内看板が立ってますね。東京であれば「セブンイレブン、次の角左折150メートル」とか。中標津の町に有名な看板があるんです。「ジャスコ、次の角左折150キロ」って(笑)。その間に小さな店がふたつぐらいしかない。こないだパエリア作るのにサフランを切らして、仕方なく150キロ走りました。そういう土地です。辺境って言葉もウソじゃないとわかってもらえますか。
−−はい、よーく(笑)
◇
【プロフィル】佐々木譲
ささき・じょう 昭和25年、北海道夕張市生まれ、59歳。会社勤めをしながら書いた「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞し、作家に。サスペンスや冒険小説、歴史小説などを幅広く執筆。最近は警察小説が相次いで映像化されている。直木賞受賞作の「廃墟に乞(こ)う」(文芸春秋)は、心に傷を負って休職中の刑事が、北海道各地で起きる事件を追う連作集。
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・ 直木賞の佐々木譲氏、「廃墟に乞う」で組織と個人の対立描く
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・ 引き継がれる警官の血 使命感と誇りに人生かける
・ 芥川賞・直木賞 選考過程、講評を紹介
・ 造船工場で労災事故、1人死亡…昨年1月にも(読売新聞)
・ 神戸・女性不明 知人が「埋めた」 京都の山林捜索(毎日新聞)
・ 補助金2年間ゼロに=第一藍野学院の虚偽申請−私学事業団(時事通信)
・ 警察署HPに補導少年49人の実名を誤掲載(読売新聞)
・ 外相が米国務長官らに書簡=「核廃絶に反する政策求めぬ」(時事通信)
故郷の北海道を舞台にした警察小説「廃墟に乞う」で第142回直木賞を受賞した佐々木譲さん(59)は、道東の中標津(なかしべつ)町を拠点に執筆を続けている。グローバリズムの時代に、自ら「辺境」と呼ぶ場所にあえて身を置く。厳しい土地で生み出される作品は、地域性を血肉としつつ、多くの人々の胸を貫く力強さを備えている。画一的な東京が舞台では、この作品は書けなかった、と明かしてくれた。(篠原知存)
◇
−−受賞おめでとうございます
佐々木 ありがとうございます。あのね、以前に「エトロフ発緊急電」で山本周五郎賞をいただいたとき(平成2年)に「これ受賞すると、直木賞はないですから」って言われてたんですよ(笑)。
−−えっ、そうだったんですか?
佐々木 そう。だからずっと僕は資格なしだと思ってた。「警官の血」で(第138回の)候補になったときにびっくりしました。近年は違ってきたみたいですね。(同時受賞の)白石(一文)さんも山本賞をとっておられますし。
−−受賞作は、休職中の刑事という主人公のキャラクターが印象的でした
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羽毛恐竜、カラーで明らかに=化石で色素を初特定−中国(時事通信)
中国遼寧省の白亜紀初期(1億3100万〜1億2000万年前)の地層から見つかった羽毛恐竜や初期の鳥類の化石を電子顕微鏡で詳細に観察したところ、細胞内のメラニン色素を含む小胞が初めて特定された。
羽は最初は飛ぶためではなく、保温やカムフラージュ、仲間などへのアピールのために進化したとの見方が有力だが、羽毛と羽の色や模様を復元できれば、当初の機能の解明に役立つという。
中国の古脊椎(せきつい)動物古人類研究所や英ブリストル大などの研究チームが28日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
調べたのは、羽毛恐竜の「中華竜鳥」や「中国鳥竜」、初期の鳥類「孔子鳥」などの化石。走査型電子顕微鏡による観察で、黒から灰色の色素を含む小胞や、黄色から赤茶色の色素を含む小胞が確認された。
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「国の責任大きい」=日航破綻で−前原国交相(時事通信)
前原誠司国土交通相は19日夕の記者会見で、日本航空が経営破綻(はたん)に至った原因について「国の責任も大きい」と指摘した。現役社員や退職者が年金減額に同意したにもかかわらず法的整理で決着したことについては「これだけの借金を抱え、本来ならば清算するような会社を直していくのだから(減額は)当然だ」と理解を求めた。
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経済、安保で質疑=衆院予算委(時事通信)
衆院予算委員会は22日午前、鳩山由紀夫首相と全閣僚が出席して、2009年度第2次補正予算案に関する基本的質疑を続行する。自民党の茂木敏充幹事長代理が最初に質問し、同予算案の景気浮揚効果や今後の成長戦略などに対して、首相らの見解をただす。
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民主党の石井一選対委員長は18日夜、日本BS放送の番組に出演し、小沢一郎幹事長の元秘書の石川知裕衆院議員が政治資金規正法違反の容疑で東京地検特捜部に逮捕されたことについて「(実態としては)間違いをただしてないというだけで、これは行政処分で済む話だ」と述べ、逮捕は不当との認識を示した。
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小沢氏批判の金属弾入り封筒、民主党とテレ朝に(読売新聞)
民主党本部(東京都千代田区)とテレビ朝日(港区)に今月18日、拳銃の実弾のような金属弾が入った茶封筒が相次いで送りつけられていたことがわかった。
警視庁は、二つの封筒の形状や手紙の内容などから、同一犯の可能性もあるとみて、金属弾の鑑定を急ぐとともに脅迫容疑で捜査している。
同庁幹部によると、民主党本部には18日、小沢一郎幹事長あてのB5サイズの茶封筒が届き、中にティッシュに包まれた金属弾と手紙が入っていた。手紙にはA4サイズの紙に、小沢氏の政治・外交姿勢を批判する内容や「気をつけろ」と脅すような文言が筆書きで書かれていた。また、テレビ朝日にも同様の金属弾が入った茶封筒が郵送され、民主党に対する同社の報道姿勢を批判する筆書きの手紙が同封されていたという。
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